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RADEON RX9070XTは、Ge Force RTX5070Tiと同等の性能を持ちながら3万円~4万円弱価格が安くコスパ最強と今とてつもなく売れているグラボです。
また、RADEON系の方がモンハンワイルズとの相性も良好とのことも相まってRADEONブランド復活の兆しもみえています。
そこで本稿ではマウスコンピューター、ドスパラ、フロンティア、ツクモの4社でゲーム最強CPUの「Ryzen 7 9800X3D」×「RADEON RX9070XT」搭載ゲーミングPCの金額を調べました。
今後購入予定のある方に少しでも参考になれば幸いです。
RADEON RX9070XTの性能
RX9070XTはRTX 5070 Tiの性能に匹敵するため比較の意味で出します。
RX9070XTとRTX 5070 Tiの性能比較
項目 | RADEON RX 9070 XT | RTX 5070 Ti |
---|---|---|
アーキテクチャ | RDNA4 | Ada Lovelace |
ストリームプロセッサー/ CUDAコア | 4096 | 7680 |
メモリ | 16GB GDDR6 | 12GB GDDR6X |
メモリバス幅 | 256ビット | 192ビット |
ブーストクロック | 最大2.97GHz | 最大2.61GHz |
レイトレーシング性能 | RTX 4070 Ti SUPERと同等 | RTX 4080と同等 |
消費電力 | 304W | 285W |
価格 | 約599ドル | 約649ドル |
メモリ帯域幅 | 644.6 GB/s | 896 GB/s |
Tensorコア | 非搭載 | 280 |
DirectXサポート | 12 Ultimate | 12 Ultimate |
Radeon RX 9070 XTとNVIDIA RTX 5070 Tiは、最新世代のGPUとして、それぞれ独自の強みを持つ製品です。
RX 9070 XTは、RDNA4アーキテクチャを採用しており、優れた電力効率と高いメモリ容量(16GB GDDR6)が特徴。
一方、RTX 5070 TiはNVIDIAのAda Lovelaceアーキテクチャを基盤としており、専用のレイトレーシングコアやTensorコアを搭載しているのが特徴です。
特にリアルタイムレイトレーシングとAI補助の描画能力に強みがあるので高設定時のゲームではRADEONより高画質で有利になることが多い。
RX 9070 XTは、価格対性能比に優れ、256ビットのメモリバス幅とFidelityFX Super Resolution (FSR)によるアップスケーリング技術を活用しているがRTX 5070 TiはDLSS 4.0をフルに生かした場合の状態ではRX9070XTの方が劣る傾向が強い。
ただし、モンハンワイルズのようにRADEON系のグラボの方が良い結果が出る場合もあるので必ずしも言い切れない部分もあるのでコスパで選ぶ場合はRADEONの方がいいといえます。
RADEON RX9070XTの特徴
項目 | FidelityFX Super Resolution (FSR) | AMD Fluid Motion Frames (AFMF) |
---|---|---|
目的 | 解像度アップスケーリング | フレーム生成による滑らかな映像 |
仕組み | 低解像度画像を高解像度にアップスケール | フレーム間で新しいフレームを生成 |
適応性 | ゲーム側がFSR機能に対応している必要がある | ゲーム側の対応不要 |
性能向上 | 高解像度でのフレームレート向上 | フレームレートのさらなる改善 |
併用効果 | AFMFと併用可能 | FSRと併用可能 |
AMD Fluid Motion Frames (AFMF)の特徴
- 既存のフレーム間に新しいフレームを生成し、映像をより滑らかにする。
- ゲーム側の対応が不要で、ドライバー側で処理を行うため、多くのタイトルで利用可能。
下記はNVIDIAとの違いを表にしています。
◎は大変良い、〇は良い、△は残念な部分と分かりやすいように独自の解釈の元で表示しています。
項目 | AMD Fluid Motion Frames (AFMF) | NVIDIA DLSS |
---|---|---|
仕組み | 既存のフレーム間に新しいフレームを生成 | AIを活用して低解像度から高解像度の画像を生成 |
対応範囲 | DirectX 11/12、Vulkan、OpenGL対応 | DLSS対応ゲームのみ |
ハードウェア要件 | 特別なハードウェア不要 | Tensorコアを搭載したRTX GPUが必要 |
AI利用 | AI非依存 | AIを活用 |
適応性 | ゲーム側の対応不要 | ゲーム側がDLSSに対応している場合に限る |
画質 | 高速モーション時に若干のアーティファクトが発生する可能性がある | 高品質なグラフィックスが期待できる |
FidelityFX Super Resolution (FSR)の特徴
低解像度でレンダリングされた画像を高解像度にアップスケールし、画質を維持しながらフレームレートを向上させる。
オープンソース技術でAMD製GPUだけでなく、NVIDIAやIntelのGPUでも動作可能。
下記はNVIDIAとの違いを表にしています。
◎は大変良い、〇は良い、△は残念な部分と分かりやすいように独自の解釈の元で表示しています。
項目 | FidelityFX Super Resolution (FSR) | NVIDIA DLSS |
---|---|---|
技術の仕組み | 低解像度画像を高解像度にアップスケールする | AIを活用して低解像度から高解像度の画像を生成 |
対応範囲 | AMD製GPU以外でも利用可能 | NVIDIA RTXシリーズ限定 |
ハードウェア要件 | 特別なハードウェア不要 | Tensorコアが必要 |
AI利用 | AI非依存 | AIを活用 |
ゲーム側の対応 | 必要 | 必要 |
画質 | 高解像度でのフレームレート向上を重視 | 高品質なグラフィックスを提供 |
Ryzen 7 9800X3D×RADEON RX9070XT搭載モデル
フロンティア
FRGHLMB650/WS310

項目 | 詳細 |
---|---|
価格 | 369,800円(税込) 3年延長保証変更後(+39,930円) 409,730円(税込) |
CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
CPUファン | 空冷CPUクーラー (CPS RT400-BK) |
GPU | AMD Radeon RX 9070 XT |
メモリ | 32GB (16GB x2) (DDR5-5600) |
ストレージ | 2TB |
電源 | 850W 電源 (80PLUS PLATINUM) |
無線LAN | Wi-Fi 6E + Bluetooth 5.3 |
サイズ | 230(幅)x 465(奥行)x 500(高さ)mm |
送料 | 3,300円(税込) |
分割払い | ・ペイディの3・6・12回 あと払い分割手数料無料 |
通常保証 | 1年 |
ツクモ
GE7A-C250/BH

項目 | 詳細 |
---|---|
金額 | 369,800円(税込) 3年延長保証変更後(+18,700円) 390,700(税込)送料2,200円込 |
CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
CPUファン | 空冷CPUクーラー |
GPU | AMD Radeon RX 9070 XT |
メモリ | 32GB (16GB×2) (DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB |
電源 | 750W 電源 80PLUS GOLD |
無線LAN | Wi-Fi + Bluetooth 5.2 |
サイズ | 230(幅)×445(奥行)×460(高さ)mm |
送料 | 2,200円(税込) |
分割払い | 分割払い可能だが金利は購入者負担 |
通常保証 | 1年 |
ガレリア
GALLERIA XA7R-97XT

項目 | 詳細 |
---|---|
価格 | 419,980円(税込) 3年延長保証変更後(+商品代金10%) 461,978円(税込)(カスタマイズ変更なし) |
CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
CPUファン | (水冷式) ASETEK 624S-M2 (高速ファン搭載/非発光) |
GPU | AMD Radeon RX 9070 XT |
メモリ | 32GB (16GB×2) (DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB |
電源 | 1000W 電源 (80PLUS PLATINUM) |
無線LAN | 無線LAN無し |
サイズ | 220(幅)×440(奥行き)×480(高さ)mm |
送料 | 1台につき全国一律 3,300円(税込) 離島 6,600円(税込) |
分割払い | 36回払いまで手数料無料 |
通常保証 | 1年 |
マウスコンピューター
G TUNE FG-A7A7X

項目 | 詳細 |
---|---|
価格 | 449,900円(税込) 通常で3年保証+36回まで分割手数料無料 |
CPU | AMD Ryzen 7 9800X3D |
CPUファン | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) |
GPU | AMD Radeon RX 9070 XT |
メモリ | 32GB (16GB×2)(DDR5-5600) |
ストレージ | 2TB |
電源 | 850W 電源(80PLUS GOLD) |
無線LAN | Wi-Fi 6E+ Bluetooth 5内蔵 |
ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
サイズ | 240(幅)×500(奥行き)×510(高さ)mm |
送料 | 無料 |
分割払い | 36回払い手数料無料 |
保証 | 3年 |
RX9070XT搭載GTUNE、ガレリア、フロンティア、ツクモのスペックの違い
CPU、GPUの違いはないため割愛しますが、CPUクーラー、メモリ、ストレージ容量、電源、無線LAN、保証の6つの項目から各モデルの構成内容を比較しました。
CPUクーラー
メーカー | CPUクーラー |
---|---|
フロンティア FRGHLMB650/WS310 | 空冷CPUクーラー |
ツクモ GE7A-C250/BH | 空冷CPUクーラー |
ガリレア GALLERIA XA7R-97XT | (水冷式) ASETEK 624S-M2 |
GTUNE G TUNE FG-A7A7X | 水冷CPUクーラー (360mmラジエーター) |
フロンティア、ツクモは空冷式のCPUクーラーを標準搭載となっている。
一方でガレリアとGTUNEは水冷式のCPUクーラーを標準搭載となっている。
こちらの違いは空冷式CPUクーラーより水冷式CPUクーラーの方が冷却能力があるが、水冷式はメンテナンスが必要な場合があり、かつ寿命は空冷式より短いのがデメリットになります。
そのため、総合的評価で言うと冷却優先する場合は水冷式、夏は冷房の効いたお部屋がメインの方でメンテナンスフリーにしたい方は空冷式がおすすめなる。
メモリ
メーカー | メモリ(規格、クロック) |
---|---|
フロンティア FRGHLMB650/WS310 | 32GB (16GB x2) (DDR5-5600) |
ツクモ GE7A-C250/BH | 32GB (16GB×2) (DDR5-4800) |
ガリレア GALLERIA XA7R-97XT | 32GB (16GB×2) (DDR5-4800) |
GTUNE G TUNE FG-A7A7X | 32GB (16GB×2)(DDR5-5600) |
メモリ容量は4社共に32GBとなっている。
ただし、クロック(転送速度)に違いがありフロンティアとGTUNEはより速度の速い「DDR5-5600」を採用している。
一方で、ガレリアとツクモは「DDR5-4800」と転送速度にやや劣るメモリを採用しています。
この転送速度はデータ転送が頻繁に行われるタスク(例: ゲーム、動画編集、3Dレンダリング)で効果を発揮するのでクロック(転送速度)の高い物を積んでいる方がパフォーマンスが良くなります。
ストレージ容量
メーカー | ストレージ容量 |
---|---|
フロンティア FRGHLMB650/WS310 | 2TB |
ツクモ GE7A-C250/BH | 1TB |
ガリレア GALLERIA XA7R-97XT | 1TB |
GTUNE G TUNE FG-A7A7X | 2TB |
フロンティア、GTUNEは標準構成で2TBとなっている。
一方、ツクモ、ガレリアは1TBになっている。
ツクモは2TBカスタマイズ+12,100円追加となる。
ガレリアは2TBカスタマイズ+11,000円追加となる。
電源
メーカー | 電源容量 |
---|---|
フロンティア FRGHLMB650/WS310 | 850W 電源 (80PLUS PLATINUM) |
ツクモ GE7A-C250/BH | 750W 電源 (80PLUS GOLD) |
ガリレア GALLERIA XA7R-97XT | 1000W 電源 (80PLUS PLATINUM) |
GTUNE G TUNE FG-A7A7X | 850W 電源(80PLUS GOLD) |
電源容量が一番多いのはガレリアで1000W 電源 (80PLUS PLATINUM)と大容量かつ高品質のパーツを採用。
ツクモは1000W電源(80PLUS GOLD認証)に変更した場合、+22,550円
フロンティアは1000W 電源 (80PLUS PLATINUM)に変更した場合、+16,500円
GTUNEは1000W 電源 (80PLUS PLATINUM)に変更した場合、+15,400円
無線LAN
メーカー | Wi-Fi+Bluetoothの有無 |
---|---|
フロンティア FRGHLMB650/WS310 | 有 |
ツクモ GE7A-C250/BH | 有 |
ガリレア GALLERIA XA7R-97XT | なし |
GTUNE G TUNE FG-A7A7X | 有 |
ガレリアのみ通常構成では搭載しておらず、Wi-Fi6+Bluetooth(R)5.2対応 無線LANカードを選択した場合+8,000円かかる。
保証
メーカー | 標準保証 | 3年保証にした際の追加料金 |
---|---|---|
フロンティア FRGHLMB650/WS310 | 1年 | +39,930円 |
ツクモ GE7A-C250/BH | 1年 | +18,700円 |
ガリレア GALLERIA XA7R-97XT | 1年 | 本体構成の10% 41,998円 |
GTUNE G TUNE FG-A7A7X | 3年 | – |
延長保証(通常1年+2年延長)は構成内容、購入金額により変動しますので一概に上記の金額になるわけではないです。
上記は「Ryzen 7 9800X3D×RADEON RX9070XT」搭載モデルのカスタマイズなしでの保証金額の例になります。
フロンティアとツクモはゲーミングPCの金額に応じて保証金額は変動し、ガレリアはカスタマイズした後などの最終金額の10%の追加料金が発生します。
なお、ツクモはゲーミングPC到着後でも3年延長プランへの変更は可能になっています。
GTUNEはマウスコンピューターのゲーミングブランドですが、一般PCブランド「mouse」、コスパ最強ゲーミングPCブランド「NEXTGEAR」、クリエイター向けPC「DAIV」すべてに通常で3年保証が付きます。
Ryzen 7 9800X3D×RADEON RX9070XTの価格帯調査
ここからは下記の表のパーツを選択した前提での目安金額を算出したいと思います。
価格は執筆時の物なので、あくまで目安ととらえて頂けると幸いです。(逃げの文章で申し訳ございません)
項目 | 詳細 |
---|---|
CPUクーラー | 水冷(メーカー問わず) |
メモリ | DDR5-5600 |
ストレージ | 2TB |
電源 | 1000W 電源 |
無線LAN | Wi-Fi 6E+ Bluetooth |
保証 | 3年間 |
フロンティア

変更項目はCPUクーラー、電源1000W(80PLUS PLATINUM)、3年保証の3つです。
合計金額の目安は437,230円(税込)となります。
ツクモ(G-GEAR)

変更項目は水冷CPUクーラー、メモリ(DDR5-5600)、ストレージ2TB、電源1000W、3年保証の5つです。
合計金額の目安は、444,600円(税込)となります。
ドスパラ

変更項目はSSD2TB、無線LAN、3年延長保証の3つです。
なお、メモリDDR5-4800⇒DDR5-5600への変更項目がないです。
合計金額の目安は、送料込で486,178円(税込)となります。
GTUNE

マウスコンピューターは1000W 電源 ( 80PLUS Platinum )のみの変更になりました。
標準で3年保証、DVDスーパーマルチドライブ標準搭載と完成度はかなり高いです。
合計金額の目安は、465,300円(税込)となります。
まとめ
この記事では「Ryzen 7 9800X3D×RADEON RX9070XT」搭載モデルの各ブランドの価格調査でした。
その比較基準は水冷CPUクーラー、メモリDDR5-5600、電源1000W、無線LAN、保証3年の5つからでした。
保証内容、採用パーツの違いがあるため一概にここがいい!とは断言できませんが、価格の安さに焦点を当てると1位FRONTIER、2位ツクモ、3位GTUNE、4位ガレリアの順になりました。
ちなみに筆者個人的な意見と、初心者向きと言えるのはドスパラとマウスコンピューターです。
理由はサイトの見やすさ、PC初心者さんにわかりやすく解説されており、価格とサポートのバランスが良いからです。
また分割払いの金利を36回までメーカーさんが負担してくれるので憧れの高スペックゲーミングPC入手のハードルがグッと下がるのがありがたいですよね。
そう言った点フロンティア、ツクモはある程度PC知識があり、一括購入前提の方が購入するのかなと言えます。
これからゲーミングPCを購入する方に少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。