今回は、小型PCやハイスペックノートに搭載されているCPU『AMD Ryzen 9 6900HX』の性能を記事にしていきたいと思います。
このCPUの主な用途はPCゲーム、軽めの動画編集。
事務作業や普段使いには性能を持て余す。
『Ryzen 9 6900HX』の開発コード名が『Rembrandt(レンブラント)』と呼ばれており、「①Zen3+」アーキテキチャー採用でプロセスが「②6nm」となっている。
①と②は記事中盤に順に沿って説明します。
GPUはRadeon 680Mで内臓GPUでありながら実用性が高く高性能。
また、『Ryzen 9 6900HX』は、GPUを内臓しているので『APU』とも呼ばれる。
【Ryzen 9 6900HX搭載】MINISFORUMミニPCのゲーム性能を調査!
『Ryzen 9 6900HX』搭載のミニPCのご紹介と、どのようなゲームが快適に動作するのか調査。 内臓グラフィックのRadeon 680Mの実力とゲームプレイ可能タイトルもご紹介。
目次
Ryzen 9 6900HXの性能
(ベンチマーク)
※数値はあくまでも目安です。
お使いのパソコン環境、RAM(メモリ容量)によって変わります。
CPU | マルチスコア |
インテル Core i5- 12600K | 27950 |
インテル Core i7- 12700H | 27251 |
インテル Core i9-11900K | 25583 |
AMD Ryzen 7 3800X | 23082 |
AMD Ryzen 9 6900HX | 24798 |
Ryzen 9 6900HXの性能
(シネベンチ R23)
CPU | シングルスコア | マルチスコア |
インテル Core i9-10900X | 1175 | 10814 |
AMD Ryzen 9-6900HX | 1617 | 10331 |
AMD Ryzen 7-3800XT | 1351 | 9169 |
アーキテキチャー【Zen3+】の特徴
アーキテキチャーってなに?
- 基本設計や設計思想を指すもの。
- 製品の詳細ではなく、動作原理を指す。
- 規格化された仕様も「アーキテキチャー」と呼ばれる。
Zen3+の特徴
- Zen3+は、AMDのRyzen6000シリーズのノートパソコン向けCPU。
- Zen3+はZen3を元に開発されており、電力まわりの性能が高くなっているのが特徴。
- Zen3+のRyzen 9、Ryzen 7は8コア16スレッド、Ryzen 5は6コア12スレッドと高性能。
6nmとは?
半導体製造プロセスの一つ
- 半導体の回路を小さくすることで性能向上を図っている。
- 消費電力の最適化を図っている。
- 半導体技術の進歩の重要な役割を果たしている。
内臓GPU(Radeon 680M)の性能
- 1080p低~中設定なら、重量級のゲームでも平均30fpsほど出る。
- DDR5対応でメモリの帯域幅が大幅に拡張。
- 非常に優れた電力効率。
- インテルの内臓GPUより高性能。
まとめ
- AMD Ryzen 9 6900HXハイスペックノートパソコン向け、ミニPC向けに使われるAMDの高性能CPU(APU)。
- ゲームや軽めの動画編集にパワーを発揮する。
- アーキテキチャーのZen3+はノートパソコン向けで電力まわりの性能が高くなっている。
- Zen3+のRyzen 9、Ryzen 7は8コア16スレッドで高性能。