ゲームを思いきり楽しみたい人にとって、Ryzen 7 7800X3Dと9800X3Dはどちらも頼れるCPUです。
7800X3Dはコスパの良さと安定感で今も多くの支持を集めています。 一方、9800X3Dは新世代らしく、性能・効率ともにワンランク上です。
結論としては、「コスパ重視なら7800X3D、性能と将来性を求めるなら9800X3D」がおすすめです。
この記事では、ふたつの違いを整理しながら、あなたに合う選び方をお届けしていきます。
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2025年7月31日より「GTUNE」より冷却性能(エアーフロー)を高めた新ミニタワー筐体(ケース)が誕生しました。

残念ながら2025/8/3時点ではRyzen 7 7800X3D 及び、 Ryzen 7 9800X3D搭載モデルは存在せずインテル製CPU×RTX50/RX90シリーズグラボを中心に展開されています。
(AMD CPUはRyzen 5 4500/Ryzen 7 5700Xのみ)
これまでのミニタワーケースではRTX 5070などのミドルクラスのグラボが上限でしたが新ミニタワー筐体(ケース)では、RTX5070Ti / RX9070XTといったハイエンドグラボも選択可能です。




AMD Ryzen 7 7800X3D と Ryzen 7 9800X3D の基本スペックと比較
以下はAMD Ryzen 7 7800X3D と Ryzen 7 9800X3D 基本スペックの比較表です。
パッと見ただけではコア数/スレッド数・L3キャッシュの変化はないですがRyzen 7 9800X3Dは明らかに進化しているので一つずつ解説していきます。
項目 | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9800X3D |
---|---|---|
コア / スレッド数 | 8コア / 16スレッド | 8コア / 16スレッド |
アーキテクチャ | Zen 4 | Zen 5 |
ベースクロック | 4.2 GHz | 4.7 GHz |
最大ブースト クロック | 5.0 GHz | 5.25 GHz |
L3キャッシュ | 96MB (3D V-Cache) | 96MB (3D V-Cache) |
メモリ対応 | DDR5-5200 / 最大128GB | DDR5-5600 / 最大192GB |
TDP | 120W | 120W |
内蔵GPU | Radeon Graphics (2CU) | 同左 |
発売日 | 2023年4月 | 2024年11月 |
Zen 4(7800X3D)からZen 5(9800X3D)へと進化
【Zen 4→Zen 5】の進化でCPUはここまで変わる!
Ryzen 7 9800X3Dは、前世代の7800X3Dと同じく8コア16スレッド・96MBの3D V-Cacheを搭載したゲーミング向けCPUですが、中身となるアーキテクチャ(Zen 5)には着実な進化が加えられています。
まず最大の特長はIPC(1クロックあたりの処理性能)が向上したこと。これにより、同じクロックでもより多くの命令を処理でき、CPU負荷の高い最新ゲームでもフレームレートがアップします。
また、Zen 5では分岐予測とキャッシュ構造が強化されており、高負荷時での一時的なカクつきが減り、快適なプレイ感につながります。
さらに冷却面でも進化があり、3D V-Cacheの構造が見直されたことで熱の伝わり方が改善。高負荷時でも安定した温度を保ちやすくなっています。
ベースクロックが4.2GHz(7800X3D)から4.7 GHz(9800X3D)にアップ!
わずか0.5GHzの差でも基本周波数の底上げに貢献!
Ryzen 7 7800X3D と Ryzen 7 9800X3D の間で注目すべき違いのひとつが、「ベースクロック」の進化です。
このクロック向上を可能にしたのが、Zen 5アーキテクチャとTSMCの4nmプロセス技術。より効率的な回路設計と発熱制御により、より高い周波数を安定して維持できる設計に進化しています。
最大ブーストクロックが5.0 GHz⇒5.25 GHzにアップ
最大ブーストクロックには、200MHzの差があります!
具体的には7800X3Dが最大5.0GHz、9800X3Dは5.2GHzまで達する設計です。この差はわずかに見えるかもしれませんが、シングルスレッド性能を強化する重要な要素であり、実際のゲームプレイやアプリケーション起動時の応答性を大きく左右します。
さらに、9800X3DはZen 5アーキテクチャを採用しており、クロックあたりの命令処理数(IPC)も向上しています。単なるクロックアップではなく、アーキテクチャ自体の進化が複合的にパフォーマンスを押し上げているのです。
これにより、ゲーム中の敵出現や爆発演出のような“瞬間的なピーク処理”を滑らかに処理し、フレーム落ちやカクつきを抑えやすくなります。
最大128GB(7800X3D)⇒最大192GB(9800X3D)に増大
9800X3D ではメモリ規格DDR5-5600 に引き上げ!
メモリ帯域が向上し、高速なデータ転送が可能になったことで、CPUとGPUの連携もより効率的になりました。
この進化は、特に最新のAAAタイトルやオープンワールド系のゲームにおいて有利に働きます。例えば、4K解像度や高精細テクスチャを使用するゲームでは、20GB〜30GBを超えるメモリを消費することも珍しくありません。
そのような場面で、メモリ容量に余裕があることでゲームの読み込みや描画がスムーズになり、カクつきやロード時間の軽減に繋がります。
また、配信や録画、Discordの同時起動など、マルチタスク状態での安定性向上も大きなメリットです。
Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 9800X3D:性能差はどこにあるのか?

ゲーム性能での違い
Ryzen 7 9800X3D はRyzen 7 7800X3Dより平均して 8〜15%のゲーミング性能が向上しています。
AMD公式でも平均8%の性能向上していると表明しています。
ネット上の使用者のコメントでは『The Last of Us Part I』や『Hogwarts Legacy』といったCPU負荷の高いタイトルでは 20〜27%と飛躍的な向上も見られたとのレビューもあります。
クリエイティブ用途でのマルチコア性能差
動画編集や3Dレンダリングなど、マルチスレッド処理が求められる用途では、9800X3Dが10〜28%程度の性能向上を見せています。Premiere ProやBlenderなどの実作業で、数分〜数十分単位の作業時間短縮が期待できるのは大きな利点です。
TDPは同じでも、冷却環境には違いが出る
両者ともTDPは120Wで同等ですが、9800X3Dは高クロック動作により全コア高負荷時の発熱がやや高め。ただし、Zen 5では3D V-Cacheの配置を工夫して熱伝導性が改善されており、冷却効率はむしろ向上しているという評価もあります。
結論:7800X3Dと9800X3Dあなたに合うのはどっち?
2025年7月にRyzen 7 7800X3D×RX9070XT搭載ゲーミングPCを購入したので個人的感想を交えて解説します。
無償修理期間3年間が付いてくることで有名のマウスコンピューター高コスパブランド『NEXTGEAR(ネクストギア)』のゲーミングPCです。
特徴 | おすすめCPU |
---|---|
コスパ重視・ゲーム中心 (ジャンル問わず最強CPU) | Ryzen 7 7800X3D (できればメモリ32GB) |
最新性能・マルチ利用に (ゲーム以外に配信・実況) | Ryzen 7 9800X3D (メモリ32GB・64GBおすすめ) |

コスパ重視・ゲーム中心なら【Ryzen 7 7800X3D】
7800X3Dは依然として最強クラスのCPUです。
「出費は抑えたいけど、しっかりゲームは楽しみたい」──そんな方には7800X3Dがぴったりです。WQHD以下の解像度でのゲームでは、9800X3Dと比べてフレームレートの差はわずか数%で、体感ではほとんど変わらないです。
下記画像はモンハンワイルズのベンチマークテスト結果ですが、フルHD解像度の「ウルトラ設定で非常に快適にプレイできます」との結果でした。
WQHD解像度までだと非常に快適にプレイできるのでフルHD解像度で満足できない方、4Kモニターは持ってないけど2K(WQHD)で超美麗映像を楽しみたい方におすすめです。

また、ゲーム目的100%の場合は【Ryzen 7 7800X3D】×RTX5070 / RTX5070Ti / RX9070 / RX9070XTの組み合わせがボトルネックによるパフォーマンス低下がなくなるのでおすすめです。

最新性能や将来性重視なら【Ryzen 7 9800X3D】
最強の更に上を目指すなら【Ryzen 7 9800X3D】がおすすめです。
「性能に妥協したくない」「4K解像度で遊びたい」「配信や動画編集もしたい」──そんな方には9800X3Dがおすすめです。
ベースクロック+500MHz、最大ブースト+200MHzに加え、DDR5-5600や大容量メモリにも対応。マルチタスクや将来的なワークロード増加にも余裕を持って対応できます。
長く使いたい・上限の高い構成を目指す方に最適です。
Ryzen 7 7800X3D・9800X3D搭載PCはマウスコンピューターがおすすめ!
「性能・修理サポート・価格のバランスを考えると、Ryzen 7 7800X3D・ 9800X3D搭載モデルはマウスコンピューターの一択と言っても過言ではありません。」
「ゲーミングPCとしての完成度を求めるなら
⇒「 GTUNE(ジーチューン) 」を。
カジュアルに楽しむなら
⇒「 NEXTGEAR(ネクストギア) 」がおすすめです!
マウスコンピューターの特徴:
・クロックの高いメモリを採用
・高性能CPUには水冷式を標準搭載
・保証は標準で3年と長い
・分割払いは36回まで金利手数料無料



Ryzen 7 7800X3D搭載モデル3選
筐体 | ![]() NEXTGEAR JG-A7G70 | ![]() NEXTGEAR JG-A7A7X | ![]() NEXTGEAR JG-A7G7T |
価格 | 239,800円 | 289,700円 | 319,700円 |
公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
CPU | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX 5070 | RX 9070 XT | RTX 5070Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
容量 | 1TB | 1TB | 1TB |
Ryzen 7 9800X3D搭載モデル2選
Ryzen 7 9800X3Dはゲームの他、クリエイティブ作業も十分こなす非常に強力なCPUです。
そのため性能に見合うモデルを掲載しておりトータルバランスを考えるとNVIDIA製グラボ一択です。
コスパを考えるとRADEONシリーズでもいいのですが、ゲームの他、創作活動といったAIを活用した作業となるとNVIDIA製が無難です。
画像/ リンク | ![]() G TUNE FG-A7G7T | ![]() G TUNE FG-A7G80 |
価格 | 389,800円 期間限定価格 | 539,800円 |
公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
CPU | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 9800X3D |
グラボ | RTX 5070 Ti | RTX 5080 |
メモリ | 32GB | 32GB |
ストレージ | 2TB | 2TB |
無線 | あり | あり |
まとめ
AMD Ryzen 7 7800X3DとRyzen 7 9800X3Dは、どちらも高性能なプロセッサーです。
最新のRyzen 7 9800X3Dは、ベースクロックが4.7GHz、最大ブーストクロックが5.2GHzと、7800X3Dよりも高いクロック速度を持っているので、ゲームに必要なシングルスレッド性能が特に向上している。
また、9800X3DはDDR5-5600メモリをサポートしており、7800X3DのDDR5-5200よりも高速なメモリを使用可能。
それによりメモリ帯域幅が広がり、データ転送速度が向上。
さらに、9800X3Dは4nmプロセス技術を採用しており、7800X3Dの5nmプロセス技術よりも微細化されているので、性能と省電力性が向上している。
また、Ryzen 7 9800X3D搭載モデルを購入予定な方にRTX5070TiもしくはRTX5080のグラボがおすすめです。
最後に先ほどご紹介したX3DシリーズのゲーミングPCをもう一度紹介して締めたいと思います。
筐体 | ![]() NEXTGEAR JG-A7G70 | ![]() NEXTGEAR JG-A7A7X | ![]() NEXTGEAR JG-A7G7T |
価格 | 239,800円 | 289,700円 | 319,700円 |
公式ページ | 公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
CPU | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D |
グラボ | RTX 5070 | RX 9070 XT | RTX 5070Ti |
メモリ | 16GB | 16GB | 16GB |
容量 | 1TB | 1TB | 1TB |
画像/ リンク | ![]() G TUNE FG-A7G7T | ![]() G TUNE FG-A7G80 |
価格 | 389,800円 期間限定価格 | 539,800円 |
公式ページ | 公式ページ | 公式ページ |
CPU | Ryzen 7 9800X3D | Ryzen 7 9800X3D |
グラボ | RTX 5070 Ti | RTX 5080 |
メモリ | 32GB | 32GB |
ストレージ | 2TB | 2TB |
無線 | あり | あり |

最後まで読んでくださりありがとうございました。