アイキャッチ画像のグラボは「 GAINWARD RTX 5060 Ti PYTHON III 16GB 」より引用させて頂いております。
18万円前後のゲーミングPCを選ぶとき、「RTX 5060 Ti」と「RX 9060 XT」のどちらがいいのか迷っていませんか?
どちらも2025年に登場した注目のグラフィックボードで、人気のFPSやMMORPGを快適に遊ぶための性能を備えています。
この記事では、RTX 5060 TiとRX 9060 XTの違いやゲームでの強みをわかりやすく比較し、初心者にもおすすめできるゲーミングPCもあわせて紹介します。
これからPCゲームを本格的に楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。
・Amazonで販売中のグラボカタログスペック・口コミ参考
・BTOPCメーカーの価格、スペックより参考
RTX5060TiとRTX5060Tiの基本スペックを比較
GPUの基本情報と特徴
グラフィックカード | RTX5060Ti | RTX5060Ti |
---|---|---|
発売時期 | 2025年4月 | 2025年5月 |
メモリ(VRAM) | 8GB / 16GB (GDDR7) | 8GB / 16GB (GDDR6) |
消費電力(TDP) | 約180W | 約150W |
対応技術 | DLSS 4、 レイトレーシング | FSR 4、 FSR Redstone(予定) |
接続インターフェース | PCIe 5.0 | PCIe 5.0 |
映像出力 | HDMI 2.1 ×1、 DP 2.1 ×3 | HDMI 2.1×1、 DP 2.1 ×3 |
参考価格 | 約55,000円(8GB)/ 約63,000円(16GB) | 約45,000円(8GB)/ 約53,000円(16GB) |
ゲーム向け性能 | 高い(特にDLSS対応タイトル) | やや劣る(ただしFSR対応タイトルには強い) |
2025年に登場した「RTX 5060 Ti」と「RX 9060 XT」は、どちらも最新のミドルレンジGPUとして注目されていますが、それぞれに異なる強みがあります。
RTX 5060 Tiは、NVIDIAが開発した最新世代のグラフィックボードで、特に「DLSS 4」のAIを使った画質向上技術に対応しているのが大きな特徴です。
これにより、対応しているゲームでは画質を保ちながらフレームレート(画面のなめらかさ)を大きく向上させることができます。
また、最新の「GDDR7メモリ」を搭載しており、データのやり取りが高速で、ゲームの読み込みや動作もスムーズです。BTOPCは16GBモデルが主に選択肢として登場しており将来の大容量ゲームにも安心して対応できます。
一方のRX 9060 XTは、AMDが発表した新しいGPUで、「FSR 4」の独自の画質向上技術に対応しています。こちらはDLSSと違ってAIを使わない方式ですが、より多くのゲームで使えるのが強みです。
さらに、消費電力が低く、電源や冷却の負担が少ないため、静音性や省エネを重視する人にも向いています。
価格も抑えられており、16GBモデルでも5万円台前半から購入できるため、性能面でRTX 5060 Tiにやや劣るも初期費用を抑えたい方に人気です。
VRAM・消費電力

グラフィックカード | RTX5060Ti | RTX5060Ti |
---|---|---|
メモリ(VRAM) | 8GB / 16GB(GDDR7) | 8GB / 16GB(GDDR6) |
メモリ帯域幅 | 最大448GB/s | 最大320GB/s |
消費電力(TDP) | 約180W(16GBモデル) | 約150W(8GB)/160W(16GB) |
実測消費電力 | 約198〜267W(ゲーム時) | 約216〜279W(ゲーム時) |
推奨電源容量 | 550W以上 | 450W以上 |
RTX 5060 Tiは、最新のGDDR7メモリを採用しており、データ転送速度が非常に高速です。
これにより、テクスチャの読み込みや高解像度ゲームでも安定した動作が期待できます。8GBと16GBの2モデルがあり、将来のゲームやAI処理を見据えるなら16GBモデルが安心です。
一方のRX 9060 XTは、GDDR6メモリを採用しており、帯域幅はやや狭いものの、16GBモデルがより安価に手に入るのが魅力です。
VRAM容量を重視するユーザーにとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢です。
消費電力に関しては、カタログスペック上はRX 9060 XTの方が低いですが、実際のゲームプレイ中では両者とも200W前後の消費となっており、冷却や電源ユニットの選定には注意が必要です。
特に16GBモデルでは、RTX 5060 Tiの方がやや効率的という評価もあります。
ゲーム性能で比較|どっちが快適に遊べる?
比較項目 | RTX 5060 Ti 16GB | RX 9060 XT 16GB |
---|---|---|
対応技術 | DLSS 4、レイトレーシング、Reflex | FSR 4、FSR Redstone(AI対応予定) |
得意なゲームジャンル | レイトレーシング対応のAAAタイトル、FPS | 幅広いジャンル、DLSS非対応のMMORPGやRPGなど |
操作の応答性 | Reflex対応で入力遅延が少なく、反応が速い | 応答性は良好だが、Reflexのような低遅延技術は非搭載 |
静音性・発熱 | やや高め(高性能ゆえに冷却が必要) | 比較的静かで発熱も控えめ |
将来性 | DLSS 4対応でAI処理や高画質化に強み | FSR Redstone対応予定で、今後の進化に期待 |
ゲームの安定性 | 対応タイトルでは非常に滑らかで高画質 | 幅広いゲームで安定した動作 |
RTX 5060 TiとRX 9060 XTは、どちらも最新のゲームに対応できる十分な性能を持っていますが、快適さの感じ方はプレイスタイルやゲームの種類によって変わってきます。
RTX 5060 Tiは、NVIDIA独自の「DLSS 4」に対応しており、対応タイトルでは画質を保ちながら動作を軽くすることができます。
これにより、重たいゲームでもスムーズに動かしやすく、特にレイトレーシング(リアルな光の表現)を使うゲームでは、より自然で美しい映像を楽しめます。
また、NVIDIA Reflexなどの技術により、操作の遅延が少なく、反応の速さが求められるFPSゲームにも強いのが特徴です。
一方、RX 9060 XTは、AMDの「FSR 4」に対応しており、DLSS非対応のゲームでも画質と動作のバランスをうまく取ることができます。
さらに、2025年後半にはAIを活用した「FSR Redstone」が登場予定で、これによりより多くのゲームで高画質と快適さを両立できるようになると期待されています。
消費電力がやや低めで、静音性や発熱を抑えたい人にも向いています。
どちらも1440p(WQHD)解像度でのプレイに適しており、RTX 5060 Tiは対応ゲームでの最適化が進んでいる一方、RX 9060 XTは幅広いゲームで安定したパフォーマンスを発揮します。
価格とコスパで比較|長く使えるのはどっち?

実売価格とコストパフォーマンス
モデル | 実売価格 | 備考 |
---|---|---|
RTX 5060 Ti 8GB | 約59,800円 | GDDR7搭載、DLSS 4対応 |
RTX 5060 Ti 16GB | 約83,800円 | 高速メモリ+将来性あり |
RX 9060 XT 8GB | 約52,800円 | GDDR6、FSR 4対応 |
RX 9060 XT 16GB | 約64,800円 | VRAM多めで価格控えめ |
RX 9060 XT 16GBは、RTX 5060 Ti 16GBと比べておよそ1万円ほど安く購入できます。
ゲームによっては同等かそれ以上のパフォーマンスを発揮する場面もありますがゲームの多くはNVIDIAを重点において開発されています。
そのためRTX5060Tiが方が高フレームレートで楽しめるシーンが多くなる傾向がありますのでコスパで選ぶか性能で選ぶかで選択を迫られることもあります。
将来性・アップグレード性の違い
RTX 5060 Ti 16GBは、NVIDIAの最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用しており、DLSS 4やレイトレーシング、Reflexなどの先進技術に対応しています。
これにより、今後登場するDLSS対応ゲームやAI処理を活用するタイトルでも、長く快適に使えるポテンシャルがあります。
また、GDDR7メモリを搭載しているため、将来的な大容量・高解像度ゲームにも強い構成です。
一方のRX 9060 XT 16GBは、AMDのRDNA 4アーキテクチャを採用し、2025年後半に登場予定の「FSR Redstone」に対応予定です。
これはAIを活用したアップスケーリング技術で、NVIDIAのDLSS 3.5に匹敵する性能を目指しており、レイトレーシングや高画質化処理の負荷を軽減しながら画質を向上させることが可能になります。
アップグレード性という点では、どちらもPCIe 5.0対応・補助電源1本・2スロット設計と、現行の多くのマザーボードや電源ユニットと高い互換性を持っています。
また、長さを調べたところRTX 5060 Ti 16GB・RX 9060 XT 16GBともに約300mmほどです。


RTX 5060 Ti ・RX 9060 XT どちらを選ぶべき?用途別に解説
FPSのような一瞬の反応が勝敗(競技性の高い)を分けるゲームでは、NVIDIAの「Reflex」や「DLSS 4」がとても効果的です。
これらの技術は、操作の遅れを減らし、画面をなめらかに保つため、ApexやValorantのような対戦ゲームにぴったりです。
一方で、FF14や黒い砂漠のようなMMORPGやRPGでは、画質の美しさや広大なマップの読み込みが重要になります。
AMDのRXシリーズはVRAM(メモリ)が多く、価格も抑えめなので、長時間のプレイや高画質設定でも安定して動作します。
動画編集やAI画像生成などのクリエイティブ作業では、NVIDIAが圧倒的に有利です。
多くのソフトがNVIDIAの「CUDA」や「Tensorコア」に最適化されており、処理が速く、効率的に作業が進められるためです。
下記にわかりやすく表にしましたので参考にどうぞ。
用途 | おすすめ | 理由 |
---|---|---|
FPS・格ゲー(対戦型) | NVIDIA | Reflexで低遅延、DLSSで滑らか、高い安定性 |
MMORPG / RPG | AMD | VRAMが多くコスパ良好、FSRで高画質も軽快 |
クリエイティブ(動画・AI) | NVIDIA | CUDAやNVENC対応で処理が速く、互換性も高い |
オープンソースとは、ソフトウェアの設計図(ソースコード)を誰でも自由に見て、使って、改良できるように公開されたものです。
RTX5060TiとRX9060XT搭載のおすすめゲーミングPC 5選
先ほどのRTX5060TiとRX9060XTのどちらが自分に合っているのか解説した上でおすすめのゲーミングPCを各5モデルずつ紹介します。
10万円後半~30万円未満のモデルを紹介していますが予算に合わせた選び方でも問題ないように厳選して紹介しています。
当ブログではPC初心者さんにおすすめしている「 マウスコンピューター 」のゲーミングPCをメインに紹介しています。通常の保証期間が3年と長く構成内容がしっかりしているのが特徴です。
「 マウスコンピューター 」について詳しく知りたい方は下記の関連記事も合わせてどうぞ!



RTX5060Ti(16GB)搭載モデル
画像 | ![]() FRGKB550/M616/NTK | ![]() NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイト) | ![]() NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイト) | ![]() G-GEAR mini GI7A-E251B/CP1 | ![]() NEXTGEAR JG-A7G6T(ホワイト) |
価格 | 164,800円 | 189,700円 | 249,700円 | 249,980円 | 279,700円 |
公式 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 無料 |
グラボ | RTX5060Ti | RTX5060Ti | RTX5060Ti | RTX5060Ti | RTX5060Ti |
CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9800X3D |
メモリ | 32GB | 16GB | 16GB | 32GB | 16GB |
容量 | 1TB | 1TB | 1TB | 1TB | 1TB |
送料 | 3,300円 | 無料 | 無料 | 2,200円 | 無料 |
保証 | 1年 | 3年 | 3年 | 1年 | 3年 |
特徴 | コスパに優れたPCを幅広く展開するフロンティアのモデル。保証1年ながらメモリ32GBが標準搭載している。 フルHD・WQHDの高設定での運用も可能。 | コストを抑えつつも高いゲーミング性能を実現できる、非常にバランスの良い構成で3年の保証が標準で付属。 | 1440pを快適に楽しみたい人向け。MMORPGやRTS、シミュレーション系のゲームでは7800X3Dの性能を発揮する。 | CPU・GPUは左に同じくだが、メモリ32GB積んでおり今に珍しい光らないPCで小型ながら空力、冷却に全振りしたケースが特徴。 | ゲームを高画質で遊びたい方、配信・AI処理の用途にも活用したい方におすすめ。 |
RX9060XT搭載ゲーミングPC
NEXTGEARシリーズのRADEON搭載につき期間限定で一部対象モデルでメモリ32GB倍増キャンペーン実施中です。
キャンペーン期間は2025年7月31日(木)10:59までとなっているので購入検討中の方は早めの決断を!。

画像 | ![]() NEXTGEAR JG-A7A6X | ![]() NEXTGEAR JG-A7A6X(ホワイト) | ![]() NEXTGEAR JG-A7A6X | ![]() NEXTGEAR JG-A7A6X(ホワイト) | ![]() NEXTGEAR JG-A7A6X(ホワイト) |
価格 | 179,800円 | 209,700円 | 229,900円 | 239,800円 | 264,700円 |
公式 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
グラボ | RX 9060 XT | RX 9060 XT | RX 9060 XT | RX 9060 XT | RX 9060 XT |
CPU | Ryzen 7 5700X | Ryzen 7 7700 | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 9700X | Ryzen 7 9800X3D |
メモリ | 32GB 期間限定 | 32GB 期間限定 | 32GB 期間限定 | 16GB | 16GB |
容量 | 1TB | 1TB | 1TB | 1TB | 1TB |
送料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
保証 | 3年 | 3年 | 3年 | 3年 | 3年 |
特徴 | 「最新GPUを使いたいけど、全体のコストは抑えたい」という方におすすめ。 特に、MMORPGやRPG、シングルプレイの大作ゲームを高画質で楽しみたい人におすすめです。 | 最新ゲームを高画質で楽しみたい人や、配信・動画編集などの用途も視野に入れている方におすすめ。 | コスパに優れながら最強CPUを積んだPCにグラボにもある程度パワーのあるモデルが欲しいという方におすすめ。 | 最新ゲームを高画質で楽しみたい・配信・動画編集などの用途も視野に入れている方にピッタリのモデル。また、高性能ながら発熱や消費電力を抑えた設計が魅力。 | WQHDでのプレイにも強いモデル。また将来グラボをアップグレードしたい方にもおすすめのモデル。 |
RTX5060Ti vs RX9060XTの比較のまとめ
この記事ではRTX5060TiとRX9060XTのそれぞれの良さ、選びべきポイントなどを解説しました。
両社ともに優れたグラボであることは間違いないですが、ゲーム目的で簡潔にまとめると以下のようになります。
・競技性の高いゲーム⇒RTX 5060 Ti
・コスパを重視⇒RX 9060 XT
となり、予算と好みで選んでも大きな性能差は出ないのでご安心を。
この記事が少しでも役に立ちあなたのゲーミングライフが豊かになることを願います!

最後までご覧いただきありがとうございました。