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2022年4月4日に発売されたAMDの『Ryzen 5 4500』。
Zen 2アーキテクチャと旧世代であるもののゲーミングPC入門機、サブ機として、今なお売れ続けているCPUです。
このCPUの最大の特徴はそれなりの性能であるものの価格の安さに重点に置き、少しでもコストを抑えたい方にぴったりのCPUとなっている。
それなりの性能といえど、数あるパソコンショップで今なお売り続けられるにはワケがあるので特徴やゲーミング性能について紹介したいと思います。
『Ryzen 5 4500』の特徴
当時、既に5000シリーズ発売済みだった…
『Ryzen 5 4500』の発売時、最新のRyzen 5000シリーズが発売済みでした。
当然『Ryzen 5 4500』は4000番台であるため旧世代の位置づけ。
発売した当初は大きな疑問と話題になりました。
L2キャッシュ、L3キャッシュが少ない
L2、L3キャッシュとは、CPUの効率を高めて、処理速度を向上させる重要な役割を果たすもの。
L2キャッシュは、主に各コア専用の高速メモリで、頻繁に使用するデータを迅速にアクセスする際に使用される。
L3キャッシュは、複数のコアで共有されるメモリで、コア間のデータ共有を効率化する。
特にゲームで重要となるL3キャッシュは8MBと少ない。
ちなみに競合のintelのCore i5-11400のL3キャッシュは12MBある。
グラフィック機能はない
AMDのCPUには、Radeonグラフィックが内蔵されていますが、『Ryzen 5 4500』には搭載されていません。
そのため、『Ryzen 5 4500』の使用の際は別途でグラフィックカード(GPU)が必須。
コストパフォーマンスが高い
予算を抑えつつ高いコストパフォーマンスを求めるユーザーに最適。
ゲーミングパソコンを初めて購入したい、10万円台前半の予算で幅広く活用できるパソコンが欲しいというユーザーにオススメ。
CPU概要
フルHD設定なら重いゲームも遊べる!
Steam版で重いと有名の下記の3作品
「Cyberpunk 2077」、「Far Cry6」、「Call of Duty: Aodern Warfare Ⅲ」
上記のゲームでも適切なグラフィック設定にすれば快適にプレイ可能。
特にGe Force GTX4060との組み合わせが良く、DLSS 3 フレーム生成に対応したゲームに相性がいい。
逆にGe Force GTX4060より上位のモデルを選ぶと『Ryzen 5 4500』がボトルネックでGPUの性能を引き出せないです。
悪く言うとCPU性能が足を引っ張り、GPUの性能を十分に引き出せない。
用途別性能
オフィス作業、Web検索など日常使いにも十分な性能を発揮する。
軽いクリエイティブ作業にも最適。
例えば4K画質にはもちろんパワー不足ですが、軽めの写真編集、動画編集には十分な性能を発揮する。
性能比較と価格

『Ryzen 5 4500』は、intelの13世代、14世代のCore i3シリーズと同等程度で、2022年1月と同時期に発売されたCore 5-12400よりも15%ほど低い。
価格は、『Ryzen 5 4500』は、約9,000円。
IntelのCore i3-14100は約15,000円と価格差は約6,000円となるため『Ryzen 5 4500』の方がお買い得感が高い。
なお、Zen 3アーキテクチャ採用のRyzen 5 5500はL3キャッシュが16MBあるのでCPUに依存するゲームの処理能力は『Ryzen 5 4500』より上回る結果となっている。
多くのBTOメーカーで採用されているCPU
『Ryzen 5 4500』は、3年ほど前のCPU のですが、BTOメーカーで今でも人気。
パソコン量販店など個人の購入は難しいモデルですが、BTOメーカーでは取り扱いがあります。
また、以前は性能面の不安から敬遠されたCPUですが、円安の影響、ゲーミングパソコンの価格が高騰している昨今『Ryzen 5 4500』を選択、再評価がされている模様。
おすすめのゲーミングPC
NEXTGEAR JG-A5G60

価格:129,800円(税込)
項目 | 詳細 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 1TB (NVMe) |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
「NEXTGEAR」はマウスコンピューターの高コスパブランドで標準で3年のセンドバック保証が付いている。
ゲーミングPCを初めて購入される方におすすめのブランドです。
性能面では、モンハンワイルズ、アサクリシャドウズなど高スペックを要求されるゲームでもフルHD+低~中設定なら十分に遊べます。
また、ユミアのアトリエなど要求スペックが高くないゲームだと高設定でも十分遊べる性能を持つ。
ですが、さすがにWQHD (2560×1440ピクセル) 解像度はカクついたりするのであくまでフルHD及び10万円台前半でPCゲームを遊びたい方におすすめといえます。
NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)

価格:169,900円(税込)
項目 | 詳細 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 プロセッサー |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 4060 |
メモリ標準容量 | 16GB (8GB×2 / デュアルチャネル) |
M.2 SSD | 500GB (NVMe) |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
モニター | 23.8型 FAST IPS方式ゲーミング液晶 G-MASTER GB2470HSU-B6 (1920×1080, 180Hz, 高速応答0.2ms) |
ヘッドセット | Logicool G431 |
マウス | Logicool G304 (USB無線 / ブラック / 6ボタン / 光学式) |
キーボード | Logicool G213r (USB有線 / ブラック / 日本語500G |
PCゲームを始めたい方に必要な機材がすべて揃ったモデル。
性能もとより何揃えたらいいの?という方におすすめのスターターセットです。
PC本体以外にモニター、ヘッドセット、マウス、キーボードがセットになっている。
モニターはマウスコンピューターのiiyamaブランドで展開しているゲーミングモニター、マウス、キーボード、ヘッドセットはPCの周辺機器に定評のあるロジクールで固められた安心感の高い構成内容となっている。
ただし、ストレージが500GBとNEXTGEAR JG-A5G60のPC単体モデルの半分の容量なのでご注意を。
予算に合わせて1TBにカスタマイズしておくとたくさんPCゲームを入れておけるのでおすすめです。
まとめ
- 15万円以下で、入門機として、実用性のあるゲーミングパソコンを購入したい人におすすめ。
- Ge ForceGTX4060との組み合わせでフルHD設定、フルHDモニターで遊ぶ人におすすめ。
- 4K動画の編集、写真編集はしないけどゲームはしたい人におすすめ。
- 4K画質や最高画質にこだわらない人におすすめ。
- 円安の影響でゲーミングパソコンが高騰しているため、『Ryzen 5 4500』を選択、再評価されている。
- 2年ほど前のCPUでパソコンショップ量販店での入手は困難ですが、多くのBTOメーカーでは採用、販売されているモデル。
- Ge ForceGTX4060より上の高性能なGPUとの組み合わせる予定がない人におすすめ。